かまきり旅行記Ⅱ?

2014091211530000

「かまきりさん、カマキリさん、あなたはなぜここまできたの?」

「げんきをだして!」「ほら!」

わしは、この言葉にえらく心打たれて、仕返しをしてやろう,なんぞと思っていた気持ちがなくなってしまった。

思わず、長い首をこくり・・。ありがとう・・・って・・・.

念願かなってやっとここまで、来たんじゃからな・・!

さて、東の山に行けば神様に会えると聞いていたから、来たんじゃが、神様はどこにおられるのか?

辺りを見回して、びっくり!

大きな建物がいくつもあるではないか?

林の中の大都会・・?こんな所に神様がいるとは思えない?

ひとまず、体を休めさらに東に行こうと・・・?タイヤの陰にかくれてわしは少し眠ることにした。

 

どれくらい、眠っただろうか? 周りのアスファルトが暖められ、やけに、熱くなって目が覚めた。

どーれ、羽根は大丈夫だろうかと思い、長い足でなでてみた。よしよし、大丈夫。

つぎに、顔。まあ、わしの場合ほとんどが、目じゃけれども、仲間内では顔といってるんじゃ。

顔を洗って正面をみると・・・!  た・・たいへんだああああつつつつーー・・・・

トラが前足をそろえ、腰を低くし、目はらんらんとし、体を前後にゆっくりうごかしている!

心臓が破裂しそうになった、おもわず、飛び立った・・!

がつーんんー・・・!いてーー!ばかやろうーー・・・!

車の下で寝ていたことをすっかり忘れていたのである。

これで目が覚めた。よく見ると・・?トラ・・・?いや、なぬう・・・?

あらためて、目をこすり、よーくみた・・!  ねこ・・・?

わらいながら、ころげまわりはじめた。わはは・ははは・にゃはは・・!

しかも、手のひらに乗るような小さな小さなねこ。

こんなこねこに、わしは、しゅうたいをさらしてしまった!

いいかげんにしろ・・!わらうんじゃない!とは、いったもののおかしかったじゃろうに・・。

しー・・!あっちえいけ!わしは、ぎざぎざの歯がついた鎌をふりかざした。

あらんかぎりに、体が大きく見えるように後ろ足で体重をささえ胴腹の後ろ端を地面に付け、そう、

三点倒立の要領で少し羽根を広げ立ち、わきが裂けんばかりに鎌をふりかざした。

わしに近づくと怪我をするぞー!どうじゃ!こわいんだぞー!あっちえいけー!

すると・・このねこ?ふらふらと、近づいてくる・・・!くるんじゃない・・・!あっちえいけー!

わしは目をにらみつけて・・?びっくり!

猫の目はふつう、瞳孔がたてになっているが、このねこ、瞳孔が縦になったり、横になったり?

なんと・・?こんどは、渦が巻くように回り始めたではないか!

しまいには、こてん!と倒れ、両手両足を天に向け、ヒクヒク・・・!

おい!どうした?だいじょうぶか?しっかりしろ・・・!

恐る恐る近づいてみた。顔はなにやら、にこにこ、足はヒクヒク、目はぐるぐる。

わしも、はたと考えた・・・?もしかして・・?

このねこ、わしの不幸を見て笑いこけすぎて、転げまわっているうちに、めが回りたおれた・・?

わしは、腹を抱えて笑ったわらった、わらいかえした。

どうじゃ?おもいしったか?ばちがあたったんじゃ・・・!

つづく・・・・・?

9月12日昼12時ジャストの気温20度、晴れおだやか、秋